第1回ベンチャーキャピタル2.0カンファレンス~日本の目指すべき、次世代型ベンチャーキャピタルとは?~

■第一部■:基調講演

グロービス・キャピタル・パートナーズ
インターネット領域 投資担当 高宮 慎一氏
「新産業創出を目指して」

http://techwave.jp/archives/51701200.html

(高宮さんの講演部分は上の記事も見ながら読むと理解しやすいと思います!)

1,高宮さん自己紹介
「アントレ×イノベーション×クリエイティビティー」
コンサル行ったら経営できると思ってコンサル入ったが、自分のやりたいことってそうなんだっけ?とMBA留学へ。擬似起業してみた。

2,日本のベンチャーは苦境
IPO件数が少なく、VCの投資総額も下がっている。
(でも、だんだんネットセクターで盛り上がりぎみ。IPO件数は今年は2,30社くらい。来年は4,50社くらいいくのかな。)
シード投資は活性化してるものの、積極投資をしてるVCは少数。

3,好転のきざし
ソーシャルとモバイル
※特にモバイルは日本が世界に出るための千載一遇のチャンス。モバイルで日本は注目されてる。
起業家エコシステムは発展してる
豊かな経験とグローバルマインドをもった起業家の層が拡大中。
”Billion Dollar baby”が生まれた。
Demand Media,RenRen,Pandora,Facebook,linkedinなどのIPO。

4,いま、VCのすべきこと3つ
(1)成長の大型ファイナンス
日本だと億単位の資金調達ができる環境がないことがネック。
(2)海外展開への橋渡し
起業家にとって個人と会社のファイナンスリスクを分散してあげること。
だから、VCはエクイティによって資金提供をする。
個別のベンチャーが海外でネットワーキングしようとするには無理があるから手助けできる。
(3)スケールするビジネスモデルの共創
事業家と共に成長する事業を作る。
VCじゃなきゃできない大きな資金提供を通して、事業拡大を支援。
大きく跳ねそうなビジネスモデルに投資したい。

5,ベンチャーの戦略5つ
フル代表ドリームチームで臨むこと!
未来志向の逆引きの経営を!
ファイナンスはツールとして使いこなせ!
他社が真似できない真の競争優位を作れ!
想いをもつこと!

投資家にも短期で利益出ないと投資しないところもあるので、長期で利益が出る事業に投資する人もいるので、そこは使い分け。

■第二部■:パネルディスカッション
『~日本の目指すべき、次世代型ベンチャーキャピタルとは?~』

・インキュベイトファンド 兼
セレネベンチャーパートナーズ 代表パートナー  和田 圭祐氏
・グリー株式会社 コーポレート本部
ベンチャーキャピタル事業室長 堤 達生氏
・グロービス・キャピタル・パートナーズ
インターネット領域 投資担当 高宮 慎一氏
・サムライインキュベート 代表取締役 榊原 健太郎

1、日本の現状
・IPOの低迷〜IT復調の流れ
(和田)モバイルは世界で通用するので、期待。
(堤)ソーシャルゲームは伸びると思ってます。グローバルに見てもゲームは熱い。
(高宮)ソーシャルゲーム会社をどう世界展開させるか。
(榊原)日本でエコシステム作りたい。M&Aを増やすのが僕の役割かな。

・少額投資(インキュベーター)の増加
(和田)incubate campなど、挑戦しやすい環境を提供。
(堤)あったほうがいい。シードアクセラレーター増えるのはいいが、エコシステムがまだ出来上がってない。
(高宮)Y-comを見習ってるだけだとよくない。機関同士の横のつながりや縦のつながりなどのコミュニティが大事。
(榊原)数年前まで誰もやってなかった。外国とのネットワーキングをいかに作れるか。あと、競争したほうがインキュベーターのレベルもあがるのでいいこと。スタートアップを支援する側のバブル。インキュベーターは大変です。。

・大型の資金調達
(和田)増えると思います。
(堤)しょっぱなから1億調達できるアメリカの企業と比べるとガソリン自体が違う。
(高宮)みなさんと同じ

・欧州危機の投資環境への影響
(和田)経営判断などには関係ないかな。
(堤)今起業してる企業については関係がない。
(高宮)上場できるなら早めに上場して、調達できるなら今のうちに多めに調達する。

2、ベンチャーキャピタルのイメージ
・「事業知らない人が多い…」
(和田)仕方ない。FVCのときにバイオ、不動産などやったが、ヒアリングしないと土地勘がわからなかった。。だから、自分のフィールドでやりたかったのでファンド作った。
(堤)事業全体を見る目は事業当事者以外でもできる。一歩引いた目線で見ることができる。
(高宮)ベンチャーキャピタリストとして。会社にとって「不可欠」な存在になってはだめ。会社が回るようになったらちょっと手を引いて親離れしてもらう感覚。
・「ほとんど投資していのでは?」
(和田)会った人の数は限られてるからね。

■質疑応答■

1,海外だと、VCが代表取締役やるとこあるがどう思う?
海外でキャピタリストが代取やるのは、ほんとに会社がぼろぼろなときとか。
日本でそういうのは起きにくいかも。

2,日本のVCが経営者の代わりに代取になったりとか、人材を引っ張ってくるのはどう思う?
(和田)CFOとかを紹介することはある。
共同代表としてパートナーを引き合わせるとか。
(佐俣)フェーズによって違うし、ケースバイケース。人を引っ張ってくるのは二の次。
(NTVP)積極的な関与は「これはやばい」と思ったときに仕方なくやるという感じ。
(堤)スケールする際に人材も必要になってくる。
(和田)たしかにそうだが、シードの段階だとピカピカの1年生なので、一緒に事業を作っていかなきゃ。
(榊原)週一回戦略会議。ノボットは2年半支援。会ってどのくらいハンズオンでサポートできるか実証実験してる。VCは悪い印象をもたれてるが、払拭したい。VCが儲けないと事業家たちも成長しないので、新しい事業が創れない。

3,VCは起業家とのやりにくさ(ギスギスする)をどう感じてる?
(和田)やりにくさは別にない。VCが投資するのはいいことが多いと思う。
(堤)ギスギスするのは感じない。
(高宮)ギスギスの原因って株式比率などパイの奪い合いになるからだと思うが、一緒にパイを広げていくという見方でやるべき。
(榊原)ギスギスしないようスムーズに事業を作っていけるようなスキームを作ることが僕の役目。

4,日本発で世界で戦える企業を生み出すには?
(和田)文化や風土の問題よりも、チームや戦略の問題。ただ単に海外に進出するんではなく、現地に刺さるようなチーム作りをする必要がある。また、海外で通用するような
(堤)GREEに関わった理由は、世界で戦える企業になるかもしれないと思ったから。どの国に攻め込むか考えるのも、リサーチとかすごく大変。ネットワーキングを積極的にやってる。
(高宮)勝てる企業にリスクマネーを投入すべし。比較優位を伸ばす。
(榊原)SSI作ったのもあれだけデカいコワーキングを作らないと相手にしてくれない。僕ら自身が変わっていかなければいけない。世界で戦えるインキュベーターになる。

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